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建築基準適合判定資格者の過去問解説がインターネット上に少ない! っということで、平成28年度試験過去問題(考査B 計画3)に関する問題と解答解説です。
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問題
解答解説
No.1:設計用一次固有周期Tの数値→適合
理由)
・昭和55年告示第1793号第2より、T=h(0.02+0.01α)
・「計画の概要」より、h=12.8m、αはRC造のため0となる。
・T=12.8×0.02=0.256秒
よって、表AのTは適切である。
No.2:Rtの数値→適合
理由)
・昭和55年告示第1793号第2より、RtはTとTcによって求まる。
・「計画の概要」より、第三種地盤であるためTc=0.8である。
T(0.256)<Tc(0.8)の場合、Rt=1.0となる。
よって、表AのRtは適切である。
No.3:地震力Qiの数値→適合
理由)
・令第88条第1項より、Qi=ΣWi・Z・Rt・Ai・Co
・各階のΣWiは次のとおり。
4階:2,000
3階:2,000+2,400=4,400
2階:4,400+2,400=6,800
1階:6,800+2,800=9,600
・「計画の概要」より、Zは1.0、Coは0.2、「構造計算書」より、Aiは正しいものとして所与されている。Rtは前述より1.0である。
・以上から、各階のQiは次のとおり。
4階:2,000×1.0×1.0×1.57×0.2=628
3階:4,400×1.0×1.0×1.30×0.2=1,144
2階:6,800×1.0×1.0×1.14×0.2=1,551
1階:9,600×1.0×1.0×1.00×0.2=1,920
よって、表BのQiは適切である。
No.4:昭和55年建設省告示第1791号「建築物の地震に対する安全性を確かめるために必要な構造計算の基準を定める件」第3第一号に係る数値→不適合
理由)
・昭55年告示第1791号第3第一号イより、Fc≧18N/mm2の場合 α=√(Fc/18) かつ √2以下
・「計画の概要」より、Fc=24N/mm2のため、α=√(24/18)=1.155
よって、表Dのαは不適切である。
・「構造計算書」より、ΣAw、ΣAcは正しいものと所与されている。
・各階のΣ2.5αAw+Σ0.7αAcは次のとおり。…①
4階:2.5×1.155×1,305+0.7×1.155×2,420=5,724
3階:2.5×1.155×1,305+0.7×1.155×2,420=5,724
2階:2.5×1.155×1,305+0.7×1.155×2,880=6,096
1階:2.5×1.155×1,305+0.7×1.155×3,380=7,150
よって、表Dの上式①は不適切である。
・「計画の概要」より、Zは1.0、Wは前述の地震力を算定するためのΣWiと等しく、「構造計算書」より、Aiは正しいものとして所与されている。
・各階の0.75Z・W・Aiは次のとおり…②
4階:0.75×1.0×2,000×1.57=2,355
3階:0.75×1.0×4,400×1.30=4,290
2階:0.75×1.0×6,800×1.14=5,814
1階:0.75×1.0×9,600×1.00=7,200
よって、表Dの上式②は適切である。
No.5:「壁量等」に関する判定→不適合
理由)
・昭55建告第1791号第3第一号イにより、Σ2.5αAw+Σ0.7αAc≧0.75ZWAiに適合しなければならない。
4階:5,724 ≧ 2,355
3階:5,724 ≧ 4,290
2階:6,096 ≧ 5,814
1階:7,150 < 7,200
よって、1階が不適合である。
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