建築基準適合判定資格者検定 令和元年度試験過去問題(考査B 計画1)解答解説

建築基準適合判定資格者検定
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建築基準適合判定資格者の過去問解説がインターネット上に少ない! っということで、令和元年度試験過去問題(考査B 計画1)に関する問題と解答解説です。

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問題

建築:建築基準適合判定資格者検定の過去問の公表 - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。

 

解答解説

No.1:建築物の各部分の高さ(道路高さ制限、北側高さ制限)→不適合

理由)

<道路高さ制限>

・高さの算定は、路面の中心からによる。

・南側道路は、中心線から2m後退した位置を境界線とみなす。

 

南側道路

・1階屋根

限度(1.425m+4m+1.425m)×1.25=8.5625m

計画 3.8m≦8.5625m:適合

 

・2階屋根

限度(1.425m+4m+7.4m-0.5m)×1.25=15.40625m

計画 5.9m≦15.40625m:適合

 

東側道路

・2階屋根

限度(2.9m+4m+2.9m)×1.25=12.25m

計画 7.1m≦12.25m:適合

 

<北側高さ制限>

・高さの算定は、地盤面からによる。

・2階屋根

限度 0.4m×1.25+5m=5.5m

計画 5.9m>5.5m:不適合

 

根拠規定)

・法第56条第1項第一号

・法別表第3

・法第56条第2項

・法第42条第2項

・法第56条第1項第三号

・令2条第1項第六号

 

 

No.2:容積率→適合

理由)

・幅員が12m未満のため、道路による容積率の制限を受ける。

4m×4/10=16/10>都市計画6/10

・南側道路は、中心線から2m後退した位置を境界線とみなす。

・下記は延べ面積に算入しない。

1)車庫:11m×3m=33㎡≦155㎡×1/5=31㎡・・・すべて算入しない。

2)EVシャフト:2m×1.5m×2=6㎡

・床面積の限度

(14m-0.5m)×17m×6/10=137.7㎡

・計画の床面積

155㎡-31㎡-6㎡=118㎡≦137.7㎡:適合

 

根拠規定)

・法第42条第2項

・法第52条第1項

・法第52条第2項

・令第2条第1項第一号

・令第2条第1項第四号イ

・令第2条第3項第一号

・法第52条第6項

・令第135条の16

 

 

No.3:建蔽率→適合

理由)

・南側道路は、中心線から2m後退した位置を境界線とみなす。

・特定行政庁指定の角地のため、1/10が加算される。

・建築面積の限度

(14m-0.5m)×17m×(4/10+1/10)=114.75㎡

・計画の建築面積

11m×3m+9m×9m+(1.5m-1m)×(2m-1m)=114.5㎡≦114.75㎡:適合

 

 

根拠規定)

・法第42条第2項

・法第53条第1項

・法第53条第3項第二号

・令第2条第1項第一号

・令第2条第1項第二号

 

 

No.4:1階部分の軸組の構造(軸組の有効長さ)→適合

理由)

・地震力に対する必要長さ114.0㎡×29cm/㎡=3,306cm

・風圧力に対する必要長さ

1)張り間方向 56.9㎡×50cm/㎡=2,845cm

2)けた行方向 41.9㎡×50cm/㎡=2,095cm

 

・有効長さ

1)張り間方向 700cm×2+600cm×2×2=3,800cm≧3,306cm:適合

2)けた行方向 900cm×2+500cm×2×2=3,800cm≧3,306cm:適合

 

根拠規定)

・法第20条第1項第四号イ

・令第36条第3項

・令第46条第4項

 

 

No.5:ホルムアルデヒドに関する有効換気量→不適合

理由)

・車庫は居室に該当しないため、ホルムアルデヒドに関する換気は適用されない。

・必要換気量(387.80㎥-99.00㎥)×0.5回/h=144.4㎥/h

・有効換気量200㎥/h-80㎥/h=120㎥/h<144.4㎥/h:不適合

 

根拠規定)

・法第28条の2第三号

・令第20条の8第1項第一号

 

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