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建築基準適合判定資格者の過去問解説がインターネット上に少ない！ っということで、平成29年度試験過去問題（考査B 計画１）に関する問題と解答解説です。
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問題
解答解説
No.１：建蔽率→適合
理由）
・南側道路は、中心線から２ｍ後退した位置を境界線とみなす。
・特定行政庁指定の角地のため、1/10が加算される。
・建築面積の限度
15ｍ×（18ｍ-0.5ｍ）×（4/10+1/10）＝131.25㎡
・計画の建築面積
5ｍ×2ｍ＋12ｍ×4ｍ+11ｍ×4ｍ+（1.6ｍ-1ｍ）×（4.6ｍ-1ｍ）＝104.16㎡≦131.25：適合
根拠規定）
・法第42条第２項
・法第53条第１項
・法第53条第３項第二号
・令第２条第１項第一号
・令第２条第１項第二号
No.２：容積率→不適合
理由）
・幅員が12ｍ未満のため、道路による容積率の制限を受ける。
４ｍ×4/10＝16/10＞都市計画6/10
・南側道路は、中心線から２ｍ後退した位置を境界線とみなす。
・下記は延べ面積に算入しない。
１）車庫 ３ｍ×６ｍ＝18㎡≦184㎡×1/5＝36.8㎡：すべて算入しない。
・床面積の限度
15ｍ×（18ｍ-0.5ｍ）×6/10＝157.5㎡
・計画の床面積
184㎡-18㎡＝166㎡＞157.5㎡：不適合
根拠規定）
・法第42条第２項
・法第52条第１項
・法第52条第２項
・令第２条第１項第一号
・令第２条第１項第四号イ
・令第２条第３項第一号
No.３：道路高さ制限→適合
理由）
・高さの算定は、路面の中心からによる。
・南側道路は、中心線から2ｍ後退した位置を境界線とみなす。
＜西側道路（２階屋根）＞
限度（2.4ｍ+4ｍ+2.4ｍ）×1.25＝11ｍ
計画 8.2ｍ≦11ｍ：適合
＜南側道路（２階屋根）＞
限度（2.9ｍ+4ｍ+2.9ｍ）×1.25＝12.25ｍ
計画 5.9ｍ≦12.25ｍ：適合
根拠規定）
・法第56条第１項第一号
・法別表第３
・法第56条第２項
・法第42条第２項
・令第２条第１項第六号イ
No.４：１階部分の軸組の構造（軸組の有効長さ）→適合
理由）
・地震力に対する必要長さ102.0㎡×29cm/㎡＝2,958cm
・風圧力に対する必要長さ
１）張り間方向 70.2㎡×50cm/㎡＝3,510cm
２）けた行方向 65.8㎡×50cm/㎡＝3,290cm
・有効長さ
１）張り間方向 1,900cm×2+200cm×2×2＝4,600cm≧3,510cm：適合
２）けた行方向 1,700cm×2+400cm×2×2＝5,000cm≧3,290cm：適合
根拠規定）
・法第20条第１項第四号イ
・令第36条第３項
・令第46条第４項
No.５：ホルムアルデヒドに関する有効換気量→不適合
理由）
・必要換気量450.24㎥×0.5回/h＝225.12㎥/h
・有効換気量200.00㎥/h＜225.12㎥/h：不適合
根拠規定）
・法第28条の２第三号
・令第20条の８第１項第一号
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