市街地再開発事業の動機

再開発事業とは
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みんな何を求めて再開発事業をするんだろう・・・。

求めるものは人や地域によって多少違いますが、多く求められるものを中心に説明します。

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市街地再開発事業の流れ
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土地の有効利用をしながら、居住し続けたい要望

駅にも近く場所もよいので、建物を店舗に貸したり、土地を企業に売る人もいる。

しかし、昔からその地区に住んでいるのでそこに住みつづけたいが、このままでは、ビルの谷間になる可能性もあり、そのように環境が悪くなったところで暮らすのも困る。便利で住み慣れた地区で、良い環境を創るとともに、土地を有効利用することにより、自分の住まいを確保しつつ資産の一部を店舗や事務所に貸したり売ったりして、末永くこの地に住み続けたい。

 

跡地や空地の利用に対する要望

民間所有の空地や工場跡地に、商業ビルやマンションを建てる計画がある。

日照問題や道路が狭くて危険であることを理由とする建設反対の声もあるが、地元も参加した土地利用を考えていこうという意見も多い。

また、公共施設の移転跡地を公園にという要望があるが、位置や形状からそのままでは利用するのが難しく、周辺には木造密集住宅もあり防災上も危険。

このような場合には、周辺も含めて計画すれば合理的な広場や公園の配置も可能であり、公的住宅や公益施設の建設や整備とともに、建物の不燃化もできる。

 

商店街を近代化したい要望

商店会の集まりで、アーケードづくりやカラー舗装による改造計画が提案される。

商店街としての魅力に欠け、客足も落ちているのでこれを機会に買物広場や駐車場、共同荷捌き場も整備し、抜本的な商店まちづくりをしたい。店舗を共同化するとともに住宅も高層マンション化すれば防災上も安全だし、有利な条件で資金も調達できる。

 

土地区画整理事業等による建て替えをきっかけに・・・

土地区画整理により道路が整備される予定であるが、せいぜい2階建て程度の古い建物が密集していて、現在は地区に見合う有効利用がされていない。土地が狭くなるため、単独では満足な店舗や住宅が建てられないので、共同化する動きがある。

計画街路の拡幅により、敷地の一部が買収され、土地が不整形になり単独では有効利用ができない。しかし、公共事業に協力したため支払われる補償金を有効に使って昔から住んでいる場所に共同で建物を建て替えて店の営業や居住をつづけたい。

 

木造密集地等の環境改善の要望

住宅密集地にアパートや小工場があり、騒音や日照などの苦情が多く、家主の間では近所と共同して、質の良い安全なアパートに建て替えたいとの声もある。借家人も公的住宅に入居でればアパートの建て替えに同意すると言っており、工場経営者もできれば地区の一角に集まり、公害防止対策も考えた作業所付共同住宅に建て替え、事業をつづけたいと相談している。

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